Logical Skill の深い話
Logical Skill (特にLogical Writing) について、著書(たとえば、「論理が伝わる世界標準の書く技術」講談社)には書かなかった、より深い話を紹介します。
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従来の書き方に引きずると、おかしな文章ができる
 ロジカルライティングの受講者の中には、これまでの書き方を捨てられない人が多い。従来の書き方に引きずったまま、新しい書き方で書こうとすると、おかしな文章ができる。

 私は、ビジネスレポートの先頭に置く総論を、下記のようなパターンを基本として指導する。総論を目的と要約に分けて、要約のパートでは、結論の文の後に、調査結果などの重要な情報を列挙する。パターンを使うのは、何もなしに、「レポートの最初には重要な情報をまとめてください」とだけ言っても書けないからである。まあ、まとめるときの目安だ。

 このパターンで総論を書いてもらうと、パターンから外れる人が出てくる。結論の文の後に、調査結果などの重要な情報を列挙し、さらに何かまとめのようなことを述べる。しかも、そのまとめは、結論の文とは内容が異なっている。つまり、まとめの文が最初と最後の二カ所にあって、しかも内容が違うのだ。

 なぜこのようなパターンから外れる文章になるかというと、従来の書き方に引きずっているからだ。従来は、最後にポイントを述べてきた。だから、重要な情報を列挙したあと、何かまとめのようなことを述べないと気持ちが悪いのだ。最後に結論の文と同じ主旨のことを繰り返すなら、まだ許せる。しかし、多くの人は、結論の文を取って付けたように作り、最後に本当に言いたいことを述べてくる。

 従来の書き方に引きずると、おかしな文章ができる。
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プロフィール

ロジカルスキル研究所代表

Author:ロジカルスキル研究所代表
ロジカルスキルを企業研修で指導しています。主な講座は、ロジカルライティング、ロジカルネゴシエーション、ディベート、ロジカルプレゼンテーション、英文テクニカルライティングです。

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