Logical Skill の深い話
Logical Skill (特にLogical Writing) について、著書(たとえば、「論理が伝わる世界標準の書く技術」講談社)には書かなかった、より深い話を紹介します。
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ライティングとディベート
 私は、ライティングを深められのは、ディベートを勉強したことによると思っている。ディベートで勉強したのは、リンクと論証の概念だ。

 リンクとは論理単位を縦につなぐ概念だ。縦につなぐとは、「AならばBになるはず」というつなぎだ。このリンクがしかっりできていないと、論理は破綻する。しかし、多くの人は、このリンクがまともに繋げられない。繋げられないのに、繋げている気になっている。ディベートでは、リンクが弱いと相手に突っ込まれて負ける。

 論証とは、リンクを根拠で支持することだ。ついまり、「AならばBになるはず」と言ったら、そうなることを根拠で支持する。しかし、多くの人は、「AならばBになるはず」と主張しただけで根拠を述べない。根拠を述べていないのに、述べた気になっている。ディベートでは、論証が甘いと相手に突っ込まれて負ける。

 リンクがしっかりしていると、文章は「既知から未知」に流れる。つまり、「AならばBになる」、「BならばCになる」、「CならばDになる」という流れになる。未知な情報=初登場の単語が文頭に来るなら、リンクはつながっていないのだ。逆に言えば、「既知から未知」の流れを意識すると、リンクは自然とつながってくれる。

 論証がしっかりしていると、パラグラフは4-8文ぐらいにはなる。根拠をしっかり述べれば、データや具体例が必要になるので、自然と4-8文は必要になる。パラグラフが、1-2文で終わるなら、根拠はほとんど述べていないのだ。逆に言えば、1つのパラグラフを4-8文で書こうとすると、自然と論証ができてしまう。

 ディベートは議論のためだけの勉強ではない。もちろん、議論の勉強にはなる。しかし、日本では論理的な議論をする場面が少ない。むしろ、別の勉強に有効だ。
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プロフィール

ロジカルスキル研究所代表

Author:ロジカルスキル研究所代表
ロジカルスキルを企業研修で指導しています。主な講座は、ロジカルライティング、ロジカルネゴシエーション、ディベート、ロジカルプレゼンテーション、英文テクニカルライティングです。

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