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Logical Skill の深い話
Logical Skill (特にLogical Writing) について、著書(たとえば、「論理が伝わる世界標準の書く技術」講談社)には書かなかった、より深い話を紹介します。
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論理より習慣が優先される
 私は、分かりやすい文章を書くための、ライティングのルールを論理的に指導している。しかし、論理より習慣が優先だ。習慣的な書き方が決まっていれば、習慣に基づくしかない。

 文章の書き方が、習慣的に決まっているケースがある。その習慣は、会社や業界での標準だ。こういう習慣はよくある。たとえば、会社の中で、「このフォーマットに基づいた形で作成の上、提出してください」と指定のある文章だ。明示的な場合もあれば、暗黙の了解の場合もある。

 しかし、この習慣が、明らかに理不尽なケースがある。おかしな書き方が、暗黙の標準になっているケースだ。たとえば、特許明細書の特許請求範囲という部分。ここは、ライティング的には許せない、とってもわかりにくい文章を書く習慣がある。

 しかし、習慣が理不尽でも、習慣として固定してしまうと守るしかない。何しろ、圧倒的多数はその悪しき習慣に基づいて文章を作成するのだ。自分だけが、「この書き方が正しい」と言って、習慣に反する文章を書いても、多勢に無勢だ。認められることはない。

 悪しき習慣をただすのは、研修ではなく、コンサルティングになってしまう。要は、トップダウンで強制的に一気に変えるしかない。研修を受講した人間は少数派なので、習慣を変える勢力にはならない。
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プロフィール

ロジカルスキル研究所代表

Author:ロジカルスキル研究所代表
ロジカルスキルを企業研修で指導しています。主な講座は、ロジカルライティング、ロジカルネゴシエーション、ディベート、ロジカルプレゼンテーション、英文テクニカルライティングです。

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