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Logical Skill の深い話
Logical Skill (特にLogical Writing) について、著書(たとえば、「論理が伝わる世界標準の書く技術」講談社)には書かなかった、より深い話を紹介します。
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unityとcoherence
 パラグラフでは、unityとcoherenceが重要だ。しかし、この2つを日本語で、しっかり紹介している文献は少ない。

 テクニカル・ライティングを勉強すれば、unityとcoherenceという概念は必ず勉強する。この2単語をペアにしてgoogleで検索かければ、100万件ほどヒットする。そのくらい、この概念は有名だ。もし、unityとcoherenceという概念を知らないなら、テクニカル・ライティングを勉強したとは言えないだろう。

 unityとは、1つのパラグラフでは、1つのトピックだけを論ずるということだ(unityの日本語訳は単一性)。まあ、パラグラフの定義が、「ある1つのトピックを述べるのを目的とした文の集合体」なのだから、当たり前の概念と言える。だから、unityという言い方は知らなくても、この概念を知っている人は多い。パラグラフ中のすべての文は、そのパラグラフのトピック(1文目に書いてある)を支持していなければならない。

 coherenceとは、パラグラフ内の文が、互いに論理的に接続されているということだ(coherenceの日本語訳は首尾一貫性)。パラグラフ内の文が並列されているなら、時系列や重要な順など、意味のある順に並んでいなければならない。パラグラフ内の文が論理的に接続されているなら、その接続関係が明示されていなければならない。接続関係を明示する1つの方法が、接続語句(なぜなら、つまり、したがって、etc)を積極的に使うことだ。

 coherenceを保つために大事なのが、「既知から未知に書く」ことだ。文頭には既知(前に述べた情報)を置き、未知(初登場の情報)は、文末に回す。この流れを作ると、文と文が論理的に接続されるので、coherenceが保てる。文と文の接続関係を、読み手が読み取るようでは論理的な文章とは言えない。

 日本語の文献で、パラグラフの説明を見たとき、unityは紹介してあっても、coherenceの紹介はない。
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プロフィール

ロジカルスキル研究所代表

Author:ロジカルスキル研究所代表
ロジカルスキルを企業研修で指導しています。主な講座は、ロジカルライティング、ロジカルネゴシエーション、ディベート、ロジカルプレゼンテーション、英文テクニカルライティングです。

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