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Logical Skill の深い話
Logical Skill (特にLogical Writing) について、著書(たとえば、「論理が伝わる世界標準の書く技術」講談社)には書かなかった、より深い話を紹介します。
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パラグラフは、4つから8つ程度の文の集合体
 パラグラフは、4つから8つ程度の文の集合体である。もし、パラグラフが2文前後で終わるなら、論証不足か、パラグラフにすべきではないトピックか、のどちらかだ。

 パラグラフでは、1つのトピックを4-8文程度で論じる(下図参照)。もし、そのパラグラフに図や表などが含まれるならば、文の数はもっと少なくてよい。また、4-8文という目安は、日本人向けの説明だ。実は欧米の文章なら、もっと長いパラグラフが普通だ。

 1つのトピックを4-8文程度で論じるのは、そのトピックを論証するからだ。あるトピックを論証するには、データや具体例、詳細説明といった根拠が必要だ。根拠を丁寧に述べれば、どうしても4-8文程度には膨らんでゆく。根拠を分厚く述べるのは、論理的な文章を書こうとするなら当然だ。

 このルールの例外は、まとめをしたパラグラフだけだ。まとめをするパラグラフは、概略を伝えているだけで、論証する場所ではない。概略を伝えるだけなら、1,2文でも可能だ。まとめをするだけなら、「〇〇にはAとBがある。」という1文でも可能だ。今書いているこの文章で言えば、第1パラグラフが、この例外(まとめのパラグラフ)に相当する。

 もし、パラグラフが2文前後なら、論証が足りないか、パラグラフで説明すべきではないか、のどちらかだ。(このパラグラフもまとめなので例外)

 論じているトピックについて、論証が足りないと、パラグラフが2文前後終わってしまう。論証が足りないということは、根拠が希薄だということである。トピックだけ述べて、そのトピックに納得感を持たせるだけのデータや具体例、詳細説明がないということだ。根拠が希薄なのだから、説得力も論理性もない。

 また、パラグラフで説明すべきではないトピックだと、パラグラフが2文前後終わってしまう。パラグラフで説明すべきではないトピックとは、論証不要なトピックだ。つまり、読み手が「当たり前」と感じるトピックだ。たとえば、「A社は有名だが、業績は低迷している」という説明で、「A社は有名」をパラグラフで説明する必要はない。有名なであることを論証する必要があるなら、そもそも有名ではない。しかし、「A社は〇〇については業界トップのテクノロジーを有しているが、業績は低迷している」という説明なら、「A社は〇〇については業界トップのテクノロジーを有している」をパラグラフを使って論証する必要がある。

 まとめではなく、詳細説明をするとき、パラグラフは4-8文程度で構成する。例外はない。(このパラグラフもまとめなので例外) 
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プロフィール

ロジカルスキル研究所代表

Author:ロジカルスキル研究所代表
ロジカルスキルを企業研修で指導しています。主な講座は、ロジカルライティング、ロジカルネゴシエーション、ディベート、ロジカルプレゼンテーション、英文テクニカルライティングです。

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