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Logical Skill の深い話
Logical Skill (特にLogical Writing) について、著書(たとえば、「論理が伝わる世界標準の書く技術」講談社)には書かなかった、より深い話を紹介します。
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未知から既知に書いてしまう理由
 先日、「発信者と受信者は、持っている情報が違う。これを意識しないと説明が分かりにくくなる」という話をした。このことと、「既知から未知に書く」というライティングのルールはつながっている。

 多くの場合、人は無意識に「既知から未知に書く」。なぜなら、その流れが分かりやすいから。分かりやすい文章を書こうと思うと、自然と「既知から未知」の流れになる。

 しかし、「発信者と受信者は、持っている情報が違う」から、時に「未知から既知」に書いてしまう。書き手は、最初からすべてを知っている。だから、無意識の中では既知と未知の区別がつきにくい。未知の情報が文頭にあっても、発信者だけしか持っていない情報に騙されて、その文章でも分かりやすいと誤解してしまうのだ。

 無意識だと、「未知から既知」に書いてしまうので、「既知から未知に書く」というルールがある。つまり、文章を書くときは、文頭には必ず既知な情報があることを確認する。この作業は面倒なようだが、慣れれば逆に楽だ。何しろ、この流れを意識すれば文頭が決まるから、文章が早く書ける。

 「既知から未知」の流れを意識して文章を書き続けると、この流れがクセとなる。この流れに反した文章に過敏となる。未知の情報が文頭にあると、頭の中で鐘が鳴る。「カラン、カラン、変な文章だぞ」と。

 だから、私の書く文章は、すべて「既知から未知」にながれている(はずだ)。
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プロフィール

ロジカルスキル研究所代表

Author:ロジカルスキル研究所代表
ロジカルスキルを企業研修で指導しています。主な講座は、ロジカルライティング、ロジカルネゴシエーション、ディベート、ロジカルプレゼンテーション、英文テクニカルライティングです。

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