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Logical Skill の深い話
Logical Skill (特にLogical Writing) について、著書(たとえば、「論理が伝わる世界標準の書く技術」講談社)には書かなかった、より深い話を紹介します。
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スキルを向上させるには
 スキルの向上には、フィードバックが必要だ。しかし、フィードバックがなくても、ロジカルスキルは、思考次第で向上は可能だと思う。

 原則、スキルアップには、フィードバックが必要だ。自分の行動が、正しいか正しくないかのフィードバックがなければ、スキルの向上は難しい。たとえば、テニスで言えば、自分の打ったボールが相手コートに入るか、球速が速いか、返球しにくい場所にボールが入るかなどはすべてフィードバックだ。このフィードバックがあるからスキルは向上する。

 しかし、「先生」と呼ばれる立場の人(自分のその一人だが)には、フィードバックはかかりにくい。たとえば、大学の教授に向かって、「あなたの文章はわかりにくい」、「あなたのプレゼンは不十分だ」などと指摘する人はいない。これが会社なら、上司が指摘してくれることがあるだろう。しかし、「先生」と呼ばれる立場になると、まずフィードバックはかからない。

 だから、「先生」と呼ばれる立場の人で、基本スキルが不十分な人を見かける。もちろん、「先生」と呼ばれるぐらいだから、知識は豊富だ。しかし、文章やプレゼンのような基本スキルが怪しい人は多い。怪しいスキルなのに、だれも「分かりにくい」とは指摘してくれないので、十分なスキルを持っていると勘違いしている。たとえば、テクニカル・ライティングの知識が豊富で指導しているにもかかわらず、論理的でわかりやすい文章を書けない人を私は知っている。

 フィードバックがなくても、論理的なスキルについては、姿勢や考え方次第でスキルアップは可能だと思っている。姿勢とは、原理原則(知識)を守り通そうとすることだ。考え方とは、原理原則を守れないとき、なぜ守れないのか、守らなくていいのかを理屈で説明しようとすることだ。この姿勢や考え方を維持できれば、フィードバックがなくても、かなりスキルは向上する。

 たとえば、「起承転結で書く」で考えてみよう。「起承転結で書く」という原理原則を正しいと思うなら、自分の書く文章は、すべて起承転結を守らなければならない。もし守れないなら、なぜ守れないのか、守らなくていいのかを、根拠を持って説明しなければならない。この姿勢や考え方を維持できるかだ。

 論理が通るかを考えれば、論理的なスキルについては、フィードバックがなくてもスキルアップは可能だ。問題なのは、考えもせずに先人が述べたことを鵜呑みにする姿勢だ。
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プロフィール

ロジカルスキル研究所代表

Author:ロジカルスキル研究所代表
ロジカルスキルを企業研修で指導しています。主な講座は、ロジカルライティング、ロジカルネゴシエーション、ディベート、ロジカルプレゼンテーション、英文テクニカルライティングです。

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