FC2ブログ
Logical Skill の深い話
Logical Skill (特にLogical Writing) について、著書(たとえば、「論理が伝わる世界標準の書く技術」講談社)には書かなかった、より深い話を紹介します。
03 | 2019/04 | 05
S M T W T F S
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

反証責任
 立証責任が果たされた意見には、相手側に反証責任が生じます。立証責任と反証責任の概念が理解できて始めて議論が成立します。

 反証責任とは、立証された意見には反論する義務が生じるという考え方です。この義務を果たさないなら、つまり反論しないなら、相手の意見を認めたことになります。つまり、沈黙は了承だということです。裁判でも、原告側が立証責任を果たせたなら、被告の黙秘は役に立ちません。

 この反証責任は、生じたらすぐに果たさなければなりません。沈黙によって暗に了承を示しておきながら、あとから反論してはいけません。後になって蒸し返しをすると、アンフェアのそしりを受けます。

 さらに、反証責任を果たされた意見(=反論)には、また反証責任が生じます。反論に対しても沈黙は了承です。すぐにまた反論する義務が生じるのです。

 この立証責任と反証責任の概念が双方にあって議論が成立します。立証責任を知らなければ、意見に根拠をつけようとしません。これでは議論になりません。反証責任を知らなければ、根拠を持って述べられた意見が無視されることになります。これでは議論になりません。

 しかし、残念ながらほとんどの人はこの概念を知りません。だから議論になりません。その場合、私は議論をやめて話題を変えます。
スポンサーサイト



プロフィール

ロジカルスキル研究所代表

Author:ロジカルスキル研究所代表
ロジカルスキルを企業研修で指導しています。主な講座は、ロジカルライティング、ロジカルネゴシエーション、ディベート、ロジカルプレゼンテーション、英文テクニカルライティングです。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。