FC2ブログ
Logical Skill の深い話
Logical Skill (特にLogical Writing) について、著書(たとえば、「論理が伝わる世界標準の書く技術」講談社)には書かなかった、より深い話を紹介します。
05 | 2019/06 | 07
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

立証責任
 立証責任は重いので、負う必要のない立証責任を負ってはいけません。逆に、立証責任を相手に押しつけると、議論を有利に進められます。

 立証責任は言い出した側が負うべきなので、言い出してもいないのに立証しようとしてはいけません。たとえば、「神は存在する」という意見を聞いて、「神は存在しない。なぜなら、」なんて言い出してはいけません。まずは、「神は存在する」と言い出した側の根拠を聞くべきです。

 しかし、議論が得意と勘違いしている人ほど、負う必要のない立証責任を負います。意見を述べたくてウズウズしているからです。相手が意見を言う時間を与えないくらいに、自らが意見を述べることが議論上手と思っているのです。

 本当に議論が上手な人は、自分が負うべき立証責任まで、相手に負わせてしまいます。自分が立証すべきことを相手に立証させ、相手がしどろもどろになって立証しているところで、突っ込みを入れるのです。本当に議論が上手な人はしゃべりません。

 立証責任を相手に負わせるコツは、「なぜですか?」と問うのです。「なぜですか?」と聞かれれば、たいがいの人はなぜかを答えます。なぜかを答えるのは、自分なのか、相手なのかは考えません。なぜかを答えてくれれば、立証責任は相手が負ったことになります。あとは、相手がしどろもどろになって立証しているところで、突っ込みを入れればいいのです。

例:
A氏:「当社はソフトウェア開発拠点を中国に移すべきです。なぜなら、…(根拠)。」
B氏:「なぜ、インドではなく中国なの?ソフトウェア開発ならインドが適切ではありません?」
A氏:「なぜなら、…」(負う必要のない立証責任を負っている)
スポンサーサイト



プロフィール

ロジカルスキル研究所代表

Author:ロジカルスキル研究所代表
ロジカルスキルを企業研修で指導しています。主な講座は、ロジカルライティング、ロジカルネゴシエーション、ディベート、ロジカルプレゼンテーション、英文テクニカルライティングです。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。