FC2ブログ
Logical Skill の深い話
Logical Skill (特にLogical Writing) について、著書(たとえば、「論理が伝わる世界標準の書く技術」講談社)には書かなかった、より深い話を紹介します。
11 | 2018/12 | 01
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

自分の文章のチェック方法
 自分の文章が論理的で分かりやすいかどうかは、以下の方法でチェックできます。
 1.後に登場する見出しをすべて使って、簡単な総括文章が作れるか
 2.各パラグラフは、4-8文で構成されているか
 3.各パラグラフの先頭文でロジックは通るか
 4.各パラグラフの先頭文は、既知から未知に流れるか

1.
 正しく書かれた文章では、後に登場する見出しをすべて使って、簡単な総括文章が作れるはずです。見出しは、その文章のキーワード、つまり重要な論理構成単位です。論理構成単位を集めれば、文章の総括が出来るはずです。見出しを集めて短い総括的な文章が作れないなら、論理構成が不十分な証拠です。

2.
 正しく書かれた文章では、各パラグラフは、4-8文で構成されているはずです。説得力のある文章では、すべてのトピックを、データや具体例などで説明、論証しなければなりません。しっかりと説明、論証しようとすれば、4-8文程度は必要です。1つのパラグラフが1,2文だけで終わってしまうなら、説得できない、分かりにくい文章である証拠です。

3.
 正しく書かれた文章では、各パラグラフの先頭文でロジックは通るはずです。1つのパラグラフは、1つのトピック、1つの論理構成単位で構成されています。そのトピックを適切に1文目で表明できれば、1文目だけ読んで、すべての論理構成単位が拾えるはずです。すべての論理構成単位が拾えれば、それだけで文章として成立する、ロジックが通るはずです。各パラグラフの先頭文でロジックは通らないなら、1パラグラフは1トピックの原則が守られていないか、先頭文でトピックを述べていない文章である証拠です。

4.
 正しく書かれた文章では、各パラグラフの先頭文は、既知から未知に流れるはずです。その文章が横に並ぶロジックなら、最初にA,B,Cとポイントを述べてからA,B,Cを詳しく説明します。たとえば、この文章がまさにその形です。一方、その文章が縦につながっているなら、A-B、B-C、C-Dのように流れます。たとえば、以下のようにパラグラフの先頭文が流れます。
 ・プラントXで不純物混入という問題が生じている
 ・不純物が混入した原因は、バルブAに問題がある
 ・そこで、バルブAに〇〇という対策を取った
 ・この対策の結果、不純物混入率は基準値以下に収まるようになった
各パラグラフの先頭文が、既知から未知に流れないなら、説明が不十分、ロジックが飛んでいる文章である証拠です。

 ちなみに、上記4条件を満たす文章を見ることは、まずありません。
スポンサーサイト



プロフィール

ロジカルスキル研究所代表

Author:ロジカルスキル研究所代表
ロジカルスキルを企業研修で指導しています。主な講座は、ロジカルライティング、ロジカルネゴシエーション、ディベート、ロジカルプレゼンテーション、英文テクニカルライティングです。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム