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Logical Skill の深い話
Logical Skill (特にLogical Writing) について、著書(たとえば、「論理が伝わる世界標準の書く技術」講談社)には書かなかった、より深い話を紹介します。
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クリティカルシンキング講座の体験報告(2)
 先日、グ〇ービス社(この伏字じゃあ、どこだかまるわかりだ)のMBAクリティカルシンキング講座を1時間体験してきた。この講座をクリティカルにシンキングする第二弾。

 この体験講座では、次の3つを学んだ(詳細は省略)。
1.分解して考える(モレなくダブりなく=MECE)
2.枠組みで考える(フレームワーク思考)
3.価値ある解釈をする(データに意味ある解釈をつける)

 気になるのは、この3項目がMECEでもなければ、フレームワークで思考されてもいないことだ。これでは、指導する内容が機能しないことを自己証明してしまう。「この3項目を勉強しても、実践では使わないよ」といっているのと同じだ。この3項目が重要なら、なぜこの講座は、この3項目をベースに組み立てられていないのだろう。

 同様のことは、多くの講座やビジネス書で見受けられる。たとえば、私の専門であるライティングでは以下のようなことがよくある。
 ・「ポイントを先に書く」と指導している本のポイントが前に書いていない
 ・「起承転結で書く」と指導している本が起承転結に書かれていない
 ・「例を挙げずに理屈を述べるな」と指導している本が、根拠も事例も挙げず主張している

 では、どう改善すればよいか? 自分なりの改善案を示そう。

 クリティカルシンキングをMECEに定義した上で、各要素ごとに代表例を取り出すのだ。たとえば、クリティカルシンキングは、AとBとCができている状態(このA、B、CがMECE)と定義する。ここで、Aからは代表的な考え方としてaを、Bからはbを、Cからはcを取り出して説明する。a,b,cはMECEになっていないが、おおもとがMECEだから、論理的な説明にはなる。

 より具体的には、私は、論理的であることを、「ロジック構築とロジック論証が正しくなされている状態」と定義している。ロジック構築とは、ロジック構成要素を縦と横で正しく接続することである。ロジック論証とは、ロジック構成要素が十分に論証されていることである。(これ以上の詳細はここでは省略)

 こう定義した上で、定義と指導項目を以下のように関連づける。
・ロジック構築の縦接続 → (今回の講座では学習項目がない)
・ロジック構築の横接続 → MECEやフレームワーク
・ロジック論証 → 価値ある解釈をする

 論理的であることの定義の正誤は別として、このように構成されていれば、論理性が生じる。逆に、このような説明ができないなら、大して重要でもないことを指導している可能性も否定できない。
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プロフィール

ロジカルスキル研究所代表

Author:ロジカルスキル研究所代表
ロジカルスキルを企業研修で指導しています。主な講座は、ロジカルライティング、ロジカルネゴシエーション、ディベート、ロジカルプレゼンテーション、英文テクニカルライティングです。

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