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Logical Skill の深い話
Logical Skill (特にLogical Writing) について、著書(たとえば、「論理が伝わる世界標準の書く技術」講談社)には書かなかった、より深い話を紹介します。
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読売新聞社説の解析(3)
 食品ロスに関する、読売新聞の社説(2018.01.09)の分析、3回目。書き直しを考える。そのために、まずは論理構成を整理する。

 論理構成を考える上で大事なのは、論理構成単位を7ぐらいまでに抑えることだ。論理構成単位が10もあったら、人間は頭で把握しきれない。人間の短期メモリーは7±2しかないのだ。論理構成単位が7を超え始めたら、階層構造化すべきだ。だから、階層のない文章を、社説のように細切れで説明してはいけない。

 また、論理構成単位は、縦か横でつながっていなければならない。縦でも横でもないなら無関係だ。無関係な話が突然登場すれば論理性が下がる。論理構成単位が縦か横でつながっていれば、論理構成はブロック図のようになる。

 論理構成単位を7つまで、縦か横でつなぐのだから、縦も横も3-4が限界だ。つまり、大きな論理の流れ(縦)を3前後で作る。その一部を3前後の横に展開する。全部で7つ程度に納める。

 以上のようなことを考えながら論理構成すると、例えば以下のようになる。大きくは「現状-問題ー原因-対策」という4つが縦につながっている。そのうち、「問題」、「原因」、「対策」は、それぞれ横に2つ展開している。合計で7つだ。

 ここで気をつけるべきは、「問題」と「対策」の対応だ。離れているから忘れてしまいがちだ。その結果、「問題」と関係の無い「対策」を述べてしまう。今回の読売新聞の社説では、食品ロスを経済的な観点から述べていたのに、最後に「宴会での食べ残しを減らす」という対応しないことを述べてしまっている。

 さて、そんなことを考えながら、書き直した結果は次回に。
食品ロス論理構成
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プロフィール

ロジカルスキル研究所代表

Author:ロジカルスキル研究所代表
ロジカルスキルを企業研修で指導しています。主な講座は、ロジカルライティング、ロジカルネゴシエーション、ディベート、ロジカルプレゼンテーション、英文テクニカルライティングです。

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