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Logical Skill の深い話
Logical Skill (特にLogical Writing) について、著書(たとえば、「論理が伝わる世界標準の書く技術」講談社)には書かなかった、より深い話を紹介します。
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英語の婉曲表現
英語にも婉曲表現はあります。ただ、日本語とは異なるので、婉曲と理解できない人が多いのです。

 たとえば、以下の英文を考えてみましょう。
If the articles are delivered later than the end of February, we may have to refuse them.
(訳:記事が3月以降に届いたときは、拝受できません)

 日本人が英語を書くと、後半が以下のようになる場合が多いです。実際に、そういう意味ですから。
we will refuse them.

 この"may have to"が婉曲表現です。

 まず、助動詞"may"が婉曲的な意味を持ちます。"may"は、50%以下の確率を表す助動詞です。一方、"will"なら99%を意味します。"may"という確率の低い助動詞を使うことで、ほぼ言い切りの"will"より当たりが柔らかくなります。(だからといって、残りの50%に賭けてみようなどと思ってはいけません)

 つぎに、"have to"も婉曲的な意味を持ちます。正しく日本語訳すれば、「~せざるを得ません」です。"have to"には「他人の都合により」というニュアンスがあります。つまり、「私は受け取っても良いのですが、他の人に迷惑が掛かるので、お断りせざるを得ません」という意味になります。

 このように、英語においても、教養ある人間なら、NOを言うときには配慮するものです。
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プロフィール

ロジカルスキル研究所代表

Author:ロジカルスキル研究所代表
ロジカルスキルを企業研修で指導しています。主な講座は、ロジカルライティング、ロジカルネゴシエーション、ディベート、ロジカルプレゼンテーション、英文テクニカルライティングです。

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