Logical Skill の深い話
Logical Skill (特にLogical Writing) について、著書(たとえば、「論理が伝わる世界標準の書く技術」講談社)には書かなかった、より深い話を紹介します。
08 | 2017/09 | 10
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

箇条書きで注意すべきこと
 箇条書きは読みやすいのでビジネス文章にはよく使われます。簡単なようですが、結構注意すべきことも多いです。

1.公式性の低い文章に使う
 箇条書きは、ベタの文章に較べると、公式性に劣ります。したがって、公式性の高い文章、たとえば学会論文などには使いません。社内文書などに適した書き方です。学会論文などでは箇条書きが使えないので、ベタの文章中に番号、たとえば(1)のように、書き入れることがあります。

2.羅列できる情報だけを並べる
 箇条書きできるのは、羅列できる情報だけです。羅列できる情報とは、並列している情報か、ステップ・バイ・ステップのような情報です。普通の文章、たとえば、このパラグラフの文章を、読みやすいからと言って箇条書きしてはいけません。「この文章を箇条書きするわけはない」と思うかも知れませんが、そういう文章を書く人は結構います。

3.同じ種類の情報だけを並べる
 箇条書きできるのは、同じ種類の情報だけです。同じ種類、つまりメリットならメリットだけを箇条書きします。その箇条書きに、デメリットを書いてはいけません。これも当たり前のように感じますが、できない人は多いです。

4.同じ形に揃える
 箇条書きされている情報は、可能な限り形も揃えます。文なら文で、名詞で終わるなら名詞で終わるように統一します。ただし、若干の不揃いは許容すべきことも多いです。

5.数字と記号は使い分ける
 文頭を数字にするか、記号(●など)にするかには意味の差があります。数字を使うときは、序列がある場合か、後で参照したい場合です。ステップ・バイ・ステップのような情報は、序列があるので文頭を数字にします。この文章の見出しに番号を置いていいるのは、参照しやすくするためです。普通に並列するだけなら、記号を使います。記号を使った場合、重要な順に並べるのを基本とします。

6.記号は意味で統一する
 文頭を記号にするとき、同じ並列なら同じ記号を使います。たとえば、あるページで注意事項を●で箇条書きしたら、別のページの注意事項も●で箇条書きします。記号をむやみに変えてはいけません。

 ざっと、思いつくままにポイントを紹介しました。箇条書きひとつでも注意すべきことはたくさんあります。
スポンサーサイト



プロフィール

ロジカルスキル研究所代表

Author:ロジカルスキル研究所代表
ロジカルスキルを企業研修で指導しています。主な講座は、ロジカルライティング、ロジカルネゴシエーション、ディベート、ロジカルプレゼンテーション、英文テクニカルライティングです。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム