Logical Skill の深い話
Logical Skill (特にLogical Writing) について、著書(たとえば、「論理が伝わる世界標準の書く技術」講談社)には書かなかった、より深い話を紹介します。
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論理的であるとは
 「論理的」とはどういうことでしょう。私には、世間で言う「論理的」が、本来の意味の一部でしかないように思えます。

 私は、自著で、「論理的であること」を以下のように定義しています。なお、ここで言うロジックとは、「説明の流れ」と考えてください。

---引用---
 論理的であるとは、ロジック構築とロジック論証が正しくなされている状態です。言い換えると、話の筋が通っていて、かつ、各ポイントに納得感のある状態です。

 ロジック構築とは、ロジック構成要素を正しく接続することです。ロジック構成要素は、縦につながるか、横に並ぶか、あるいは他の要素を包含するかの、いずれかの関係で接続されなければなりません。正しく接続されると、ロジック構成要素は、ブロック図のようにつながります。ロジック構築とは、ブロック図のように筋を通すことです。

 ロジック論証とは、ロジック構成要素が十分に論証されていることです。ロジック構成要素は、データや根拠によって裏打ちされていなければなりません。正しく論証されると、人はそのロジック構成要素に納得感を持ちます。ロジック論証とは、ロジックに納得感を持たせることです。
---引用---

 たとえば、論理的思考トレーニングによく登場する「ピラミッド構造」や「MECE」は、「論理的」のいちぶにすぎないと、私は思っています。「ピラミッド構造」や「MECE」は、上記の定義で言えば、「ロジック構築」の「横に並ぶ」や「包含する」だけです。「縦につながる」はありません。まして、「ロジック論証」の「正しく論証される」は登場しません。簡単に言えば、情報が「MECE」に並んでいても、ステップ・バイ・ステップ(縦につながる)の説明はできないし、根拠が「MECE」に並んでいても、主張を裏付け(正しく論証される)られなければ意味はないということです。

 「論理的」を論理的に考えるのは難しい...
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プロフィール

ロジカルスキル研究所代表

Author:ロジカルスキル研究所代表
ロジカルスキルを企業研修で指導しています。主な講座は、ロジカルライティング、ロジカルネゴシエーション、ディベート、ロジカルプレゼンテーション、英文テクニカルライティングです。

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